角膜内皮細胞について
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角膜いわゆる黒目は、血管のない、透明な組織ですから、主に涙から酸素を受け取って、呼吸しています。
ところが、コンタクトレンズを目にいれると、コンタクトレンズは角膜の表面を被います。コンタクトレンズが酸素をある程度透しはしますが、長時間使うと角膜は酸素不足になります。酸素不足が続くと角膜の内側の細胞(内皮細胞)が死んでいきます。内皮細胞は一度死ぬと再生されません。内皮細胞が非常に少なくなると、角膜を透明にすることができなくなり、角膜は白くにごり、とても見えにくくなります。内皮細胞が少なくなっても、角膜が白くにごるまでは気がつかれません。
当院では、コンタクトレンズを使っている方には、角膜内皮細胞の検査を定期的におこなっていきます。
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※コンタクトレンズを使っていない方の 角膜内皮細胞
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※コンタクトレンズを長時間使って いた方の角膜内皮細胞
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■細胞の目がそろっています。 |
■一部の細胞が脱落し、周りの細胞が補うように 大きくなっています。
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